成果を挙げるために必要な目標設定の考え方

「こうなりたい」という理想を抱き、目的意識を持って日々の行動に臨むことは、あらゆる分野においても非常に重要な姿勢だと言えるでしょう。

 

しかしその様に理想を実現させるためには、然るべきやり方で「目標設定」を行い、その道筋を定めていく必要があります。

 

今回はそんな「目標設定」をテーマとして、自分の理想を実現させていくために必要な考え方について解説していこうと思います。

「目的」と「目標」の違い

「目的」と「目標」という言葉はどちらも、
「自分が成し遂げたいと思うこと」といった意味合いで用いられている言葉だと思います。

 

ではこれら2つの言葉の違いは何なのでしょうか。

 

それは「目的」は最終的に目指すゴールや達成したい事柄という定義に対し、
「目標」は目的を達成するまでに成すべき課題や方法、具体的な道筋という定義となります。

 

これは文字の成り立ちを見ても明らかです。

 

つまり「目的」とは目指すべき【的】であり最終到着点。
「目標」とはその的にたどり着くための【道標】であり通過点なのです。

 

ここでは「目標」は「目的」ありきのものであるため「目的」が具体的であればあるほど、
それを達成するための道筋である「目標」もまた明確に定める事ができ、何をどうすれば良いのかといった行動に落とし込む事が出来るのです。

 

しかし一方で、もし「目的」という自分が目指すべき最終到着地点が曖昧だと、
必然的に何をどうすればそのゴールに近づく事が出来るのかといった道筋も描く事が出来ず、行動にも落とし込む事が出来ません。

 

この様な状態だとどんなに頑張って行動をしても、その努力が正しく成果に結びつく事は残念ながら期待出来ないでしょう。

 

そのため何か自分が成し遂げたいと思う事を実現するためには、はじめにその「終わり」を具体化しそこから逆算して行動に落とし込んでいく事が必要となるのです。

少しまとめ

  • 目的は最終的に成し遂げたい事柄
  • 目標は目的に達するまでの道筋や課題
  • 手段とは目的を達成するための方法

目標設定の原則

では目標設定とはどの様に行うべきなのでしょうか。
これには3つの原則があります。

  • 主体的であること
  • 具体的であること
  • 目標に対して正しい行動であること

ではこれらに関して1つ1つ考えていきましょう。

①主体的であること

上でも触れた通り、
「目標」とは人から与えられるたり押し付けられたりするものではなく、
自分が「こうなりたい」という「目的」から生じた主体的な「意識や行動」でないといけません。

 

その理由はとてもシンプルです。

 

我々の人生は全て選択と決断の積み重ねによって成り立っており、人生を良くするも悪くするも自分次第であるからです。

 

ここで言う主体性と言うのは自分の決断に責任を持つ事です。
それは即ち自分の下した決断を正しいものにするために最大限努力を行う事だと言えます。

 

我々は行動を選択する自由はありますが、結果を選択する自由はありません。
そのため、より良い結果を出すためにはそれに対する行動の質を高める必要があるでしょう。

 

ではもし取り組んでいる目標や行動が自分で選択をしたものでなかった場合はどうでしょうか。

 

きっと我々はそれらに対して本気で取り組む事は出来ないでしょう。
また望ましい結果を得られなかった際はその責任を自分以外の他人や環境のせいにしてしまうでしょう。

 

しかし一方で、もしそれが自分の本心から達成したい目標だった場合はどうでしょうか。

 

きっと我々は良い結果を出すために自分が出来る全ての事に取り組もうとするはずです。
その結果望ましい結果とならなかった場合でも「何が悪かったのか」「どうすれば良いのか」と積極的に自分を見つめ直し、状況を変えるべく率先して新たな挑戦に踏み出す事が出来るでしょう。

 

そうであるからこそ、目標は自分の目的に根ざした主体的なものである必要があるのです。

②具体的である事

次に大事なのは、その目標や行動を実践するために具体化すると言う事です。

 

当然の事ながら我々は曖昧なスローガンだけでは何の行動も取る事は出来ません。
それゆえ最低限、どう行動をしていけば良いのかが分かる程度にはそれを具体化する必要があります。

 

ではそれはどの様に考えれば良いのでしょうか。
これは5W1Hというフレームワークに沿って考える事が出来ると理想的です。

 

この5W1Hとは「誰が、いつまでに、なにを、どの様に」という様に掘り下げる思考方法です。

  • なぜ行うのか(理由)
  • なにを行うのか(内容)
  • 誰が行うのか(主体者)
  • いつまでに行うのか(期限)
  • どこで行うのか(場所)
  • どの様に行うのか(方法)

これに当てはめて考える事で少なくとも我々は自分が思い描いている「目標」を達成するための「手段」や「行動」について考える事が出来るのです。

③目標に対して正しい行動であること

そして最後に重要となるのは定めた行動が目標を達成するための手段として正しいものであると言う事です。

 

これも上記した内容になりますが、
どんなに具体化したり、それに対して努力をしたとしても、
それが目標を達成のために正しい行動でなかったら成果には結びつきません。

 

これは極端な例ですが、
試合で勝つ事を「目的」とし、そのための課題として得点力を向上させる事を「目標」としているサッカーチームが、そのための「手段 」としてディフェンスの練習ばかり行っていると考えると状況的には近しいでしょう。

 

※もちろんその際には②の行動を具体化する過程で気がつくと思いますが、あくまで「目標」に対して「手段」や「行動」が食い違っている例として考えて下さい。

 

しかしこれは①や②と違って初めから完璧でなくても良いのです。
ここで最も重要な事は行動を実践していく中でその過ちに気づく事なのです。

 

どんなに考えを巡らせても抜けや漏れは出てきてしまうでしょう。
また状況が変わればそのために必要となる手段や行動もまた修正する必要が出てくるでしょう。

 

そしてそれは実践するからこそ分かる事でもあるのです。

 

つまりここで最も伝えたい事は、
時折自分の行動について考え、それが自分が行う事として正しいのかと見直しを行う事なのです。

 

この様に目的に沿って目標を定め、その目標に沿って行動を柔軟に改善していく事が「自分が成し遂げたいと思うこと」を実現するための最も合理的なアプローチになるのです。

最後に

今回は「目標設定」というテーマについてこってりと書きました。
ここまで読まれた方はかなり疲れただろうと思います。

 

しかしこの考え方は勉強、スポーツ、就活に仕事とあらゆる分野において、結果を出すために共通する絶対的な原則だと断言する事が出来ます。

 

今後はこの考え方に沿って自己分析や企業研究、ESや面接での応用のさせ方などについて書いていこうと考えています。

 

それではお読み頂きありがとうございました。

 

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