企業に熱意が伝わる志望動機を書くためのポイント

志望動機は自己PRとならび、学生が内定を勝ち取る上でも非常に重要な質問になります。

 

これは実際リクルートの調査においても「採用にあたり重視する項目」として8割近い企業が「企業への熱意を重視する項目だと答えていることからも明らかでしょう。(全項目中2位、ちなみに1位は人柄)

 

つまり志望動機では「企業への熱意」をいかに効果的に伝えることができるかが内定獲得の肝となります。

 

そこで以下には、学生が自分の熱意を企業に伝えるためのポイントとして、「どんな内容」を「どのように盛り込み」志望動機を構築していけば良いのか、について示していきたいと思います。

①入社後の自分の目標を示す(その会社で何がしたいのか )

最初に志望動機の結論として「この会社で何を実現したいのか?」という自分の目標を示しましょう。

 

ここではその企業のビジネスに直結する形で自分の目標を示すことが重要です。

 

採用の場において、企業が求めているのは、「自社のビジネスを共に動かしていってくれる人材」です。

 

その点を踏まえ「自分はこれがやりたい」「こんなことを成し遂げたい」など、企業のビジネスと結びついた自分の目標を志望動機の核として仕事への熱意をアピールしましょう。

※ここでは社会貢献を挙げる学生がいますが、社会貢献はあくまで本業のついでです。
志望動機では企業のビジネスに関連して「この会社で自分が何をしたいのか」を明確に伝えなければ企業への 熱意は伝わりませんので気をつけて下さい。

②根拠を示す(それをしたいと思った理由やきっかけ)

次に自身の経験から「なぜそれがしたいのか」といった志望動機の根拠となる理由を説明します。

 

ただ単に「御社でこれがやりたい」と言っても目標を示すだけでは説得力がありません。

 

自分の本気度を伝えるには「なぜそう考えるようになったのか」といった根拠を示す必要があります。

 

特に数ある仕事の中から、この業界の仕事に就きたいと考えるようになった「理由」や「きっかけ」は、採用担当者も気になる部分です。

 

ここでは自分の主張の根拠として、「どんなきっかけ」を経て、自分が主張する目標を抱くに至ったのか、自分ならではの経験や体験について語りましょう。

※この際「少子高齢化の日本が成長していくには海外への事業展開が必要だから」など、自分の経験や体験に基づかない一般論を根拠として志望動機を語っている学生が多いのが現状です。

しかし誰にでも言える一般論は評価対象にすらなりません。
どんな些細な経験だとしても自身の経験と結びつけるように意識しましょう。

③具体的に取り組みたい仕事(どのようにそれをするのか)

上記を踏まえた上で、自分の目標の実現のために、具体的にその企業でどんな仕事に取り組みたいのかを示していきます。

 

ここでは業界の仕事内容を理解しており、企業と自分の間にミスマッチがないことを伝えましょう。

 

この際に問われることは業界研究・企業研究の深さです。

 

選考を受けている企業が具体的にどんな事業に力を入れ、社会に対してどんな価値提供を行って利益を得ているのか。

 

しっかりと企業の特徴を理解した上で、その企業で自分が取り組みたい仕事について、具体的に語りましょう。

※ありがちなミスとしては以下のような内容についての志望を述べてしまうことです。

  • その企業が取り組んでいない事業
  • 縮小傾向にある事業
  • 将来的にも取り組むつもりがない事業

企業にも方針があり、伸ばしていきたい事業・縮小していきたい事業に分かれている場合もあります。
ここで縮小傾向にある事業について取り組みたいと話しても採用枠がなければ内定は獲得できません。

自分のやりたいことが、その企業の方針に沿っているかどうか、など、企業のヴィジョンをしっかりと理解した上で、自分が取り組んでいきたい仕事について示すようにしましょう。

④他の業界ではダメな理由・業界の中でも第一志望の理由

また単にその企業や業界が良いという理由だけでなく、選考を受けている企業が自分にとって「なぜ第一志望なのか」と第一志望である理由を示すことも重要です。

 

ここでは他業界や他社との仕事や特徴の比較を行い、様々な選択肢をしっかりと検討した上で、
自分が「なぜ」「どのような」背景から、第一志望としてその企業を志望するに至ったのかを伝えましょう。

 

この際のポイントとしては「自分の仕事上の目標」と「企業の特徴」を擦り合わせて、目標を達成するためには、他の企業ではなく、この企業に入社する必要があるというロジックを示すことです。

 

「数ある業界や企業・仕事の中でも、なぜ自社を選ぶのか」といった部分は、採用担当者が学生の志望度の高さや入社の意欲を測る上でも特に重要視している部分です。

 

ここでは様々な業界や企業といった選択肢をしっかりと検討した上で、「自分の目標に取り組むためには、御社で働くことが一番だ」と客観的にも納得できる理由を示すように意識しましょう。

※採用担当者は自分たちのライバル業界や企業を意識しており、内定出しの後に学生がライバル企業に流出することを気にしています。

ここでは「その企業でなくてはいけない理由」を示し、その企業に対する自分の志望度の高さを伝えましょう。

1社だけでなく、しっかりと他社という選択肢も含めて検討した結果、それでもこの企業を選んだ、と示すことで説得力のある自分の強い志望が伝わります。

また「その企業でないといけない理由」は裏返せば「その企業を強く志望する理由」でもあります。

難しい場合は、数ある企業の中から、その企業の「どんな部分を」「なぜ」良いと思ったのかなどといった視点で考えてみて下さい。

⑤入社後の抱負

最後にもう一度、自分が高いモチベーションを持っていることを示します。

 

ここまでの内容で志望動機としては十分ですが、文字数などに余裕があれば最後に入社後の抱負を伝え結びとしましょう。

 

ここでは「入社することができたら、こんな風に会社に貢献していきたい」と示すと良いでしょう。

 

具体的に自己PRなどで示した自分の長所や経験を活かして、どのように会社に貢献したいかを伝えることです。

 

こうすることで仕事に対して積極的な姿勢が伝わるだけでなく、自己PRとの関連性も生まれ、自分がその企業で活躍していく人材だというイメージを強めることができます

 

抱負は、自分の印象付けにも繋がる重要な決意表明ですので、可能な限り盛り込むように努めましょう。

最後に

志望動機の流れには、いくつか求められる型はありますが、内容面(個人の考えや目標など)については不正解はありません。

 

志望動機では、その企業に対する熱意と共に、自信を持って自分の考えを表現するように努めて下さい。